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麦子

お寺の奥さん暦10年選手。
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書いている人:麦子

うちの猫は「お客様大好き猫」です。

ただし「表玄関から入ってきた人」
限定で、裏の勝手口からのお客さまには
見向きもしません。

なので、表玄関にびしりと張り付き、
お客さまが来そうな気配を感じると
玄関から動かなくなります。

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時々、外の門で待機をし、お客様が門をくぐると
「こちらですよ」と玄関までご案内します。
そして、お墓参りをするお檀家さんに
お墓までお付き合いする場合もあるらしく、
猫好きのお檀家さんには、非常に喜ばれます。

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けれども前述の通り、
彼のお客様かそうでないかの判断は、
「表玄関から家に入るかどうか」なので
表玄関を使用する宅配便のお兄さん、
郵便屋さんなどにも付きまとってしまうのです。

それは、まあ、お兄さん方に
我慢してもらうにしても、
何よりも一番困るのが、
月命日に必ずお参りにいらっしゃる
お檀家さんが、大変な猫嫌いな事です。

毎月とても辛そうにしてらっしゃるのを見ると
申し訳なさに身の縮む思いがします…。
 

しかし、法事の時などはみんなに褒められ、
可愛がられ、子供にしつこく撫でられても
文句も言わず(なにせお客様ですから!)
この上なく幸せそうに目を細めているので
(普段の100倍可愛らしいしぐさで!)
やれやれと思いながらも、
「やっぱり君は接待係で良し!」
と思うのでした。

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